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[運転の豆知識] え!? サイドブレーキってかけないの??

投稿日: 2020/02/12 最終更新日: 2024/07/03

いつもガリバーシカゴ 店のプログをご覧いただきありがとうございます。

今日は車にまつわるTIPSとして、サイドブレーキのお話をさせていただきます。

車には通常のブレーキのほか、駐車するときにつかうサイドブレーキ(パーキングブレーキ)がありますが、皆さんはいつも使っていますか?

自動車教習所では車を停めたら必ずサイドブレーキをかける、と教えられていますのでほとんどの方は使うのが普通ですし、それが正しいです。

ところが、サイドブレーキをかけない方が良い、という例外があるのですがご存知でしたでしょうか?

正解は、「冬場の寒冷地ではかけない方が良い」のです。

知っている方も多いですが、私たちシカゴ 店のスタッフも納車の際にはお客様に必ずお伝えするようにしております。

では、なぜかけない方が良いのかご存知ですか?

これは車の構造や仕組みを知らないとわからないですよね。

運転中に使う通常のブレーキ(ディスクブレーキ)は、油圧によってブレーキのピストンに圧力を与え、パッドとディスクローターとの摩擦力で強大なパワーを発揮させ、前後4輪の回転速度を下げて減速させたり停止させたりします。乗っているうちにブレーキパッドが減ってしまうのはこのためですね。

ところが、サイドブレーキは構造が全く違うのです。

サイドを引くと金属製のワイヤーが引っ張られて、通常のブレーキの裏側(内側)にある回転式のドラムを動かないように固定する、という仕組みです(後ろの2輪のみ)。いわゆるドラムブレーキです。

冬場にはしょっちゅう気温がマイナス10℃以下になるシカゴ 周辺では、このワイヤーが寒さで凍ってしまい、解除できなくなってしまうことがるから、というのが

「冬場の寒冷地ではサイドブレーキをかけない方が良い」理由です。

なお、一部の高級車は例外的に油圧式のサイドブレーキを採用していますので、全ての車に当てはまるわけではありませんので念のため。

サイドブレーキをかけなくても、オートマチックの車はPポジションにシフトを入れると、パーキングロックポールという金属製の部品が自動的にギアとがっちり噛み合うようになっていますので、通常は車が動き出すことはありませんのでご安心を。マニュアル車の場合は1速かRにギアを入れて停めます。

イリノイ州シカゴ 周辺はこれから少しづつ寒くなっていきますので、頭の片隅にでも入れておいて、いざという時慌てないようにしましょう。

どうぞ素敵なカーライフをお過ごしください。

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