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[徹底分析!!] シカゴで失敗しない車購入!

投稿日: 2020/02/11 最終更新日: 2022/11/02

【始めに】これは私がシカゴで2年間、約200台ほど車を販売して経験した事ですが、なんと夏と冬とで売れる車が違います。前提として多くのお客様が企業の駐在か、シカゴ大学やノースウェスト大学などの新規赴任、留学で2〜5年ほど滞在される方です。これはシカゴ生活1年間を想定して車選びをしていない方が多いという事に由来します。永住の方も沢山ご利用いただいておりますが、流石に滞在経験豊富なので車選びもとても上手だと感じます。

ちょうどこの時期ですが、会社の異動や転勤で3月4月などのこの時期に日本からアメリカのシカゴ(Chicago)に赴任になる方も多いのでは無いでしょうか。赴任前の情報集めで注意していただきたいのは、シカゴを「アメリカ」とひとくくりにせずに、シカゴの車事情は他のカリフォルニアやニューヨークとは全然違いますので注意が必要です。

【シカゴってどんなとこ?】冬のシカゴは風が強く、雪が降ります。冬は−20度ほどまで冷え込みますが、平地なのでどこまで行っても雪山はありませんのでウインタースポーツは下火です。どちらかというと夏に自然を楽しむレジャーに行く事が多いと思います。春や夏は自然に囲まれ庭にはホタルが飛んでいたりと自然と融合した暮らしが出来る素晴らしい街です。冬は、年中楽しめるような室内スポーツが主流です。

【シカゴのバッシーレイクでキャンプ】

今回は、どんな車を買えば、後悔しないかというテーマにお答えします。

【雪の与える影響】通常は頻繁に除雪車が走っているので、一部のエリアだけを中心的に行動するという場合はどのような車でも問題なく走行できます。ですが、シカゴは沢山の電車の線路が走っており、線路を跨ぐ通りは非常に滑り易く危険です。また、郊外は自然が多く路肩が舗装されておらず芝生であることが多いので、一度はまるとぬかるんでいて抜け出せないという事もあります。このような状況に最も強いのは4輪駆動(アメリカでは4WDやAWDと言います)のSUVと呼ばれる車です。SUVとはSport Utility Vehicle(多目的自動車)の略で、レジャーなどで悪路を走行する事を想定して作られています。タイヤの足が長く、縁石に乗り上げたとしても、4本のタイヤが常に地面に届くため、動力を失う事がありません。

【必ずしも4輪駆動が必要?】私の経験上、これはNoです。2輪駆動でも問題ありません。ただし、正しい知識と運転スキルが絶対に必要です。4輪駆動だろうがスリップしますし、事故の半分は貰い事故やスリップとは関係ない事故である事が多いです。基本的に雪の降り始めで除雪が進んでない場合、出歩かない事。30分、1時間まてば十分に除雪が進みます。そのタイミングで出かけて下さい。

家族向けにSUVを検討される方も多いのですが、実はSUVは大きく見えますが、実は「室内空間は狭い」ので大きなお子様がいらっしゃる場合はミニバンタイプをお勧め致します。

【SUVの特徴】タイヤの半分が車体よりも下にあります。室内は広くはありません。

【MINIVANの特徴】タイヤのほとんどが車体に隠れています。後部座席は前後し、天井も高いです。新車が高額なので、3〜5年しか載らない場合は中古が絶対にオススメ。ガリバーでは厳正な安全点検と、リコンディションに室内のシャンプー洗車を実施しますのでお子様にも安心です。

【気温や温度差が車に与える影響】気温が下がるとバッテリーの蓄電能力が下がり、いわゆるバッテリー上がりになり易くなります。通常は定期点検を行っていればバッテリー上がりにはならないのですが、家族用の車はバッテリーが上がる事が多くあると感じます。これは、走行以外の用途が多いからだと経験上感じます。音楽を聞いたりVTRを見ていたり、買い物やお迎えの際に家族は車の中でエンジンをつけたまま待機していたりバッテリーを使用するほど劣化は早くなりますし、気づかないうちに室内灯を消し忘れたりしてどんどんバッテリーは弱っていきます。

また、温度差の影響に関してはタイヤの空気圧は気温が下がれば下がり、気温が上がれば上がります。夏にタイヤに空気を入れると、冬にしぼみますし、逆も然りです。タイヤの空気圧は運転性能や、燃費等を左右するので非常に重要です。最近の車のほとんどにはTPMS(Tire Pressure Monitoring System)と呼ばれるびっくりマークがつく機能がありますので、これが点灯したらすぐに空気圧の点検をしましょう。

これらに関しては車選びでは無く、購入後の定期点検に由来しますので、新車、中古車関係なく注意が必要でしょう。

【ハイブリッドの燃費が落ちる?】はい、その通りです。暖房を効かせるためにエンジンの稼働を上げるので燃費が落ちます。しかし、それでも十分な燃費を発揮しますのでご安心下さい。

【スタッドレスタイヤ】私の経験上「あったらいいな」という代物です。金額が高いので予算に余裕が無い場合は、他のものを優先しても良いと思います。スタッドレスタイヤを履くと雪道での性能が格段に違います。雪道にも適用できるオールシーズンタイヤですらも少しスピードを出しすぎると「ずるずる〜」と滑る事が多いのに対して、スタッドレスタイヤだと雪道やアイスバーンでも比較的「キュッ」と止まることが出来ます。ただし、シカゴのアメリカ人はスタッドレスタイヤを履いているのはほんの一部のみです。10台に1台も履いていないと思います。つまり、自分が急に止まっても後ろは止まれません。他にも、隣り斜線の車がスリップしてくる等の「もらい事故」の回避はできません。維持に手間がかかるというデメリットもあります。スタッドレスタイヤはその特殊性から維持に多少気を配る必要があります。止まり易いという事は摩擦が大きいので燃費が落ちます。夏になってもスタッドレスタイヤを履いている場合、摩擦が大きいため一般のタイヤよりも熱くなりタイヤがバーストする事がありますので、時期になったら履き替える必要があります。履き替えたスタッドレスタイヤの保管方法も大事で、きちんと洗って塩を洗い流し、タイヤ一本ずつビニールに入れて直射日光のあたらない冷暗所で保存です。ちょっと大変です。

【サビ】雪を溶かす為に除雪車が塩を大量に撒きます。車は鉄で出来ておりますので、錆びます。サビが酷くなると車の安全性が大きく落ちます。きちんと点検をしていれば10年経過している車でも全く問題ありませんが、個人での売買は注意が必要で外観が見た目では綺麗でも車の下はサビだらけという事もあります。下記の写真はサビでマフラーが折れてしまっています。ガリバーではこのような車は販売しておりませんが、個人で購入された日本人のお客様でした。(この車は全体的にサビが酷く、このあとブレーキの油圧をかけるパイプも破裂しブレーキが利かないという事態になりました。)

サビに関しては、冬が終わり春になったタイミングで下回りの洗車を行って塩を落としていない事が原因です。また、定期的に整備を受けていればこうなる前に対処も出来るはずです。ですが、一度サビが酷くなると防錆処理(サビが広がらない様にする薬品を塗る)はもう間に合いません。

【失敗しない車選び】これは経験の豊富な親身になってくれるセールスマンに頼る部分が多いでしょう。ガリバーでは、新車では無く中古車を取り扱っているため、車種も豊富ですし価格帯も様々ですので、新車の様に「自社の新製品を強引に勧める」のでは無く、お客様にあった車を比較検討しながら提案するという事が出来るため、新車を購入するよりも満足出来る事が沢山あります。そうなってくると、住んでいる街、家族構成、用途や趣味などで一人一人ご提案する内容は変わってきます。私が店長だった頃は、お客様が「今」欲しい車よりも、お客様のお話をじっくりとお伺いしてから「3年後、5年後」を想定して車を提案していました。家族が増えたり、趣味が増えたり、帰任が伸びたり短くなったりといろいろな可能性がありますので、途中で乗り換えなくて良いように、また手放すときに「満足だった」と行ってもらえる様にする為です。大切な命や家族を乗せる車ですので「安全」が必ず重要です。そうは言っても楽しい「FAN」の部分も重要です。車の知識だけでは無く、お客様の生活に寄り添ったご提案を心がけておりますので、シカゴでの車購入は是非ガリバーシカゴ店をご用命下さい。もちろん、日本語で対応させていただきますのでご安心下さい。

また帰国の際もガリバーでは高価買取を行っております。通常、車の売却は帰国の1週間〜1ヶ月前には手放ししますが、ガリバーでは帰国直前までマイカーに乗り続ける事が出来るサービスを行っておりますのでお気軽に相談下さい。

(※ガリバーではシカゴだけでは無く、ミシガン、インディアナ、オハイオ、ウィスコンシン、ケンタッキー、ミネソタ、アイオワなどの周辺地域でも車の販売と買取り実績がございます)

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