【なるほど!】アメリカで新車と中古車、現金一括とローンとリースの比較!
投稿日: 2020/02/11 最終更新日: 2024/07/03
この時期、日本からロサンゼルスや、オレンジカウンティなどへ赴任される方は非常に多いと思います。その他、アメリカ全土の話では、サンノゼ・サンフランシスコや、イリノイ州のシカゴ、ミシガン州ノバイ、ニューヨークやニュージャージーなどでも同様に多く駐在員の方の赴任があるようです。
さて、その際に、新車を購入するべきか、中古車を購入すべきか悩む方は非常に多いでしょう。ローンやリースに関してもそうです。
今回は「3年乗って一番経済的な購入方法は何か」にフォーカスして話をします。
■新車と中古車■
まず、お金に余裕があって、金銭の事は気にしないという方でしたら好きなメーカーの新車を買うのが一番良いでしょう。しかし、新車から1〜2年間の価値の下落幅は大きいです。「あれ?アメリカで日本車は値段が下がらないと聞いたんだけど」と質問される事も多いですが、アメリカは新車よりも中古車の人気が高いです。(日本では逆で新車の方が好まれる風潮がありますので、まずは文化の違いを認識する事が重要です。)新車は価値の下落スピードが大きく、アメリカでも新車は1年目で約25%の価値が下がります。3年以上経過した中古車は価格が安定しやすく、年間にたったの10%程度しか価値が下がらないことが多いと考えると、新車は中古に比べ2.5年分が1年で価値が減ります。
せっかくアメリカに来たので、アメリカ生活を順風満帆に過ごしたいと思いながらも、頭の片隅ではあくまでも3〜5年の短期の滞在なので今のうちに賢く貯金をして、日本に戻ったときに家や車に再度お金を使おうと考えている方が多いと思います。
ここで、ガリバーでは様々な車を展示していますが、その多くは$20,000前後の車です。車種によって$10,000〜$15,000や$25,000〜$30,000の価格帯もご用意しております。
「ちょっと中古車にしては高いかな?」と思われる方も多いですが、ガリバーでは日系、米系どこにも負けないくらい価格競争力があります。ここがアメリカでの車購入で成功する人と失敗する人の分岐点ですが、「ちょっと高い」のは、実は「売るときも高い」という意味ですので、日本との車事情の違いを理解する必要があります。
今度は、お金の払い方のお話をします。
■リース■
リースだと、一般例として、3年契約で走行距離が30000マイル縛り(アメリカでの3年間の平均走行距離は45000マイル)+自動車保険のフルカバレージ加入が強制(しかも自動車保険料は現金、ローンで買った場合よりも高い!!)がありますから勝手が悪いでしょう。また、返却時に傷がついているとそれも減点になります。一部、タイヤ等の消耗品もペナルティの対象になる事があります。初期投資が安い事はメリットですが、安いのは見た目上の月々の支払いだけで、実際に支払う総額は安くありません。また、在米の任期が明確でない場合も中途解約が出来ないリースは避けた方が無難でしょう。3年の赴任予定でも、会社や家族の理由で2年になったり3年以上になったりします。3年でリースをした場合、2年で帰国しても3年分のリース料を支払う必要があるのと、3年以上滞在した場合はリース終了時に買取るか、新しい車を手配する必要があります。リース期間満了時に買取って同じ車に乗り続けることを選択する場合、そもそもの買取り選択時の設定金額が高いのと、セールスタックスがかかるので、かなりの金額になる事をしっかり把握しておく必要があります。任期がずれる事は多々ありますが、会社は車の面倒まで見てくれませんので、きちんとリスクヘッジをした購入を心がけるべきです。
不思議?なのは日本人の方にやたらめったらリースを勧めてくる自動車販売店があるようです。法人の場合、購入台数が多かったり、税制上の都合があるかもしれませんが、個人で1台〜2台をリースするのはあまりメリットがあるとは思いません。それでもリースを自動車販売店が勧めてくる理由は、「リース満了時の低走行距離で程度の良い中古車」が欲しいのだと思います。新車よりも中古車の需要が高いアメリカでは、それでも誰かに新車を購入してもらう必要がありますので、価格下落リスクの大きい新車をリースという形で3年間貸し出し、需要の高い時期になったら返却してもらうという賢い戦法だと思いますが、リース会社自身も「貸し出すことのリスク」があり、結果として厳しい使用制限と高い自動車保険料につながっています。
参考ブログ:国際会計基準2019~(IFRS)で日系企業の新車リースが減る?
■ローン■
ローンは、とても魅力的です。車は自分の所有物となります。ですが、ローンはリースよりは審査が厳しく、渡米されたばかりだと審査に時間がかかる事があります。そんな中でもガリバーでは、比較的安い金利でローンを組めるようにローン会社と提携をしておりますので、駐在で赴任された方や永住の方は是非ご相談下さい。学生の方でも収入があればローンを組むことができます。
■現金一括■
現金一括は一番経済的です。ただし、一度に出て行く金額が大きいのが課題です。
さらに現在の為替は、近年稀に見る超円安期になっており、現金一括での購入は、必ずしもベストな選択とは言えないかもしれません。
■結局ベストな買い方は?■
未来も含めて話をすると「ローン」です。
家も、スマホもみんな分割払いなのに、車は現金一括というのも不思議な話です。現金一括であれば金利を節約できるように見えますが、アメリカのインフレ率を考えると現金一括は機会損失と考えることができます。
(以下、わかりやすく円を交えて話をさせていただきます。)
仮に200万円の車を買って、3年後に100万円で売却するとします。100万円で3年乗ったと考えることができます。ローンではなく、現金一括で購入した場合、3年分の金利を節約したと考えることができます。
しかし、その節約した金利が本当に価値があるかというと、その3年間に物価はインフレしますので3年前に100万円で買えたものが今は110万円になっていれば、100万円の価値が下がったということです。
カリフォルニア州では2015年は$9だった最低賃金も、2020年には$13で、2024年1月に$16まで上昇しました。今の100万円と、3年後の100万円の価値が違うことが鮮明になるでしょう。2015年に100万円貯金するのと、2024年に100万円貯金するのは労力が異なります。もちろん、物価もそれに伴い上昇します。つまり、購入から売却まで考えると100万円分しか乗らないのであれば、一括払いせず、その100万円だけを支払う段取りでローンをして、手元に資金の余裕を持たせて現金の価値の高いうちに今欲しいものを買い物したり、利益を見越して投資に回すと良いでしょう。
結局、アメリカでのオートローンには財政的なメリットが大きい割りに、現状はデメリットが少ないのです。ほとんどのローンで、早期解約ペナルティなども免除されています。
つまり、ローンは「最終手段」というよりは「選択肢の一つ」と考えることができます。抽象的な表現になってしまいましたが、非常に理にかなった買い方だと言うことができます。企業経営でも多くの成長企業がファイナンスを使いますので駐在員の方などでしたら資金繰りに関してはうなづいていただける方は多いのではと思います。
以上、この記事を参考にされて皆様が賢く車を購入してアメリカ生活を充実した物にする手助けになれば幸いです。また、今回の記事は一般的な事実をもとに作成されておりますが、一部例外もあると思いますので、あくまでも判断の「補助」としてご利用いただけますようにお願い致します。
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