購入前必見 アメリカ自動車保険 ガイド!
投稿日: 2025/02/18 最終更新日: 2025/02/18
アメリカで車を買うなら保険は必須!
アメリカで車を購入する際は、必ず保険に加入しなければなりません。日本と比べて交通事故の発生率が高く、保険料も割高な傾向があります。また、日本のように「無制限の補償」がなく、ご自身で補償限度額を決める必要があります。今回は、皆さんが安心して車を運転できるように、アメリカの自動車保険について分かりやすく解説していきます!
よく聞くLiabilityやFull Coverage とは?
アメリカの自動車保険は、大きく分けて次の2種類があります。
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- 1.Liability Coverage(対人・対物補償のみ)
- 〇 事故を起こした際に、相手のケガや物への補償をする保険。
- 〇 自分の車の修理費や医療費は含まれず、あくまで相手への補償のみ。
- 〇 車を一括購入した場合に選択可能。
- 〇 下記の保険の種類で①のみを選択する
- 2.Full Coverage
- 〇 Liability Coverageに加え、自分の車の修理費なども補償される。
- 〇 ローンやリースで車を購入する場合は必須。
- 〇 一括購入の方でも選ぶことが可能。
- 〇 盗難や自然災害による損害もカバーされる。
- 〇 下記の保険種類で①、②を選択する
保険の種類
①Body Injury Liability / Property Damage(対人・対物補償)【必須】
事故を起こしてしまった場合に、相手の治療費や修理費をカバーする保険です。上記のLiability Coverageの方はこちらの項目のみです。州ごとに最低限の補償額(Minimum Coverage)が定められています。
- カリフォルニア州の基準は以下の通りです。
- 〇 Body Injury Liability: $30,000 / $60,000 (1人につき$30,000、1事故あたり最大$60,000)
- 〇 Property Damage: $15,000
カリフォルニア州は事故件数が多いため、最近Minimum Coverageの基準が引き上げられました。 カリフォルニア州DMV公式サイト
②Comprehensive / Collision(車両保険)【選択推奨】【必須(ローンの場合)】
- 〇 Comprehensive(包括補償): 盗難、災害、火災、動物との衝突などによる損害を補償。
- 〇 Collision(衝突補償): 事故や単独事故での損害を補償。
上記項目の対人対物補償、車両保険を選択するとFull Coverageになります。ローンやリースの方は必須項目です。これらの保険には免責額(Deductible)を設定できます。免責額を低くすると保険料が高くなりますが、修理時のコストが減ります。
③Uninsured Motorist(無保険車保険)【選択推奨】
事故の相手が無保険だった場合に備える保険です。近年、保険料の高騰で無保険のドライバーが増えているため、可能であれば加入をおすすめします。
④Medical Payments(同乗者保険)【選択推奨】
交通事故で発生した医療費を補償してくれる保険です。自分や同乗者のケガに備えるために加入すると安心です。州によっては義務化されている州もあるそうです。
⑤Rental Reimbursement(レンタカー補償)【選択可能】
事故で修理が必要になった際、その期間のレンタカー費用を補償してくれます。
⑥Emergency Road Service(ロードサービス)【選択可能】
保険にロードサービスが付帯されていることもあります。AAAなどの別途加入もおすすめです。
保険料を抑えながらしっかり補償を受けるコツ
年々上がる保険料の中で、少しでもお得にしっかりした補償を受けるために、次のポイントを押さえておきましょう。
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- 対人・対物補償のリミットは高めに設定する
- 〇 アメリカでは事故で訴訟になるケースも珍しくありません。
- 〇 補償の上限を上げても他の項目と比べると保険料の上昇は少ない傾向があります。
- 〇 住宅の保険と合わせてアンブレラ保険も追加で入ることも検討
- →補償の上限を大きく増やし、通常の保険で補償しきれないリスクをカバー
- 車両保険(Comprehensive / Collision)の免責額を適切に設定する
- 〇 免責額を250ドル~2500ドルほどまで調整が可能です。
- 〇 事故時にどのくらい自己負担できるか、自分に合った予算を考えて設定しましょう。
*保険プランによっては上記と違う可能性もございますので、ご参考までに!
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